Admesy - 輝けるブランドとして

高品質なディスプレイの製造にはなぜディスプレイの特性や品質を迅速かつ確実に評価することが不可欠なのでしょうか? アドメシーは、韓国情報ディスプレイ学会(KIDS)からその知識と経験の共有を求められました。KIDSは、韓国の情報ディスプレイ産業の基盤を確立するために1999年に設立されました。その彼らが産業技術の研究を活性化するためアドメジーに要請されてきたのです。

今の世の中は、ディスプレイのない世界は考えられません。携帯電話、パソコンやテレビの画面、建物の中や外でもデジタルサイネージ、さらには自動車や家電製品のディスプレイなど、私達の日常生活に欠かすことのできない存在となっています。

高品質なディスプレイの開発・生産には、最新の技術ノウハウ、長期間の開発、大規模で高額な生産設備が必要なため、条件は非常に厳しくなり、大きな投資を必要とします。開発段階はもちろん、生産段階においても、ディスプレイの特性や品質を迅速かつ確実に評価することが重要です。また、自動車メーカーなど、製品にディスプレイを使用する企業にとっても、ディスプレイの正確な評価や調整を迅速かつ確実に行う必要があるため必要不可欠です。

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このようなニーズに応えるため、アドメシーは産業界で実績のあるディスプレイ測定ソリューションを提供しています。このページでは、アドメシーの歴史についての簡単なご紹介、アドメシーの測定機が現在や将来のディスプレイ測定ニーズにどのように応えていくのかについてお話します。

絶え間なく想像し、成長する

アドメシーは、携帯電話用のディスプレイを製造していたPhilips社(蘭)のモバイルディスプレイ部門の元社員によって2006年に設立されました。当時も今も、アドメシーの目標は、正確で簡単に組み込むことができて、同時に24時間365日稼働しているような生産現場において強固な測定ソリューションを提供することです。

使える知識と専門技術を駆使して、設立間もない会社は急速にグローバルなニッチプレーヤーに成長しました。現在では、ディスプレイ、照明、一般的な分光アプリケーション向けに、安定した信頼性の高い正確な測定装置を提供しています。現在の製品ポートフォリオには、分光放射計、測色計、2次元イメージング測色計、光度・フリッカーメーターに加え、CIE 127準拠のLED測定や蛍光・透過率評価など、特定用途向けの測定ソリューションも含まれています。

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オランダのマーストリヒト近郊のアドメシー本社から世界中のお客様に私共のサービスをご提供しています。多くのアジアのお客様をサポートするため、2013年に韓国ソウルにオフィスを開設し、2017年には中国 深圳にオフィスを開設しました。2022年には、日本のお客様を直接サポートするために、東京近郊にもオフィスを開設しました。

ディスプレイの完全な測定ソリューション

ディスプレイの開発段階、製造段階、あるいはディスプレイを組み込む際に、ディスプレイの画質を再現性よく迅速に評価する必要性が生じます。画質を1つの数値で表す普遍的な指標はないため、一般的には一連の測定と指標を組み合わせることになります。ディスプレイの特性として重要なのは、均一性です。多くの場合、実用的な最良の解決策は、輝度と色の均一性を素早く測定できる2次元イメージング測色計を使用することです。画像処理ソリューションの主な利点は、高い空間分解能と測定スピードです。アドメシーは、カスタムメイドのイメージングシステムと既成モデルのイメージングシステムを提供しています。

その他の重要な特性は、コントラスト比を直接決定づける最小輝度と最大輝度です。また、赤、緑、青の3チャンネルを表示する大半のディスプレイの場合、駆動範囲全体における色の精度も重要です。単チャンネルや複合チャンネルの低い駆動レベルから、全てのチャンネルが最大になる白まで、代表的な色数を測定する必要があります。このデータは、ディスプレイの色補正、対象のガンマ曲線の補正設定に用いられ、また色域(表示可能な色の範囲)を描写することができます。最後に、時間分解測定とは応答時間を表しており、ディスプレイのフリッカーフリー化にも貢献します。これらの測定は、空間情報が必要ない場合において、通常ディスプレイ上のスポット1箇所に対して実施されます。測定機には3つのタイプがあり、それぞれ固有の強みを持つため、使用例も異なります。アドメシーの プロメテウスシリーズには、分光放射計、測色計、光・フリッカー計の3種類の機器がございます。絶対精度が要求され、スペクトル情報が有用なあらゆる用途において、プロメテウス ビューファインダー分光計は、完璧なソリューションとなります。低ノイズ、高ダイナミックレンジのハイエンド冷却CCD検出器と独自の内部波長モニターを採用しており、低輝度から高輝度までの分光測定と比色測定に最高の精度を提供します。また、電子制御ビューファインダーと電動制御フォーカスにより、簡単で再現性の高いセットアップが可能で、測定エリアの画像を保存することで測定条件を記録することもできます。更にフリッカー測定機能を搭載することで、オールインワンのディスプレイ測定ソリューションとして幅広くにご使用頂けます。

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プロメテウス ビューファインダー分光計は、受入角度1.2°または測定スポット約1mmでご使用が可能です。主なご使用用途としては、研究開発、工程管理、品質管理での使用で、例として医療用などのハイエンドディスプレイの製造などに使用されます。また、特定の測定対象機器(DUT)用の測色計を校正するための基準機としての使用例もございます。

次のカテゴリーは、測色計です。これは、人間の視覚を表現するCIE 1931 2°の標準観察者のカラーマッチング機能を形成したフィルターを使用します。その結果、測色計はCIE XYZ三刺激値を直接出力し、必要に応じてxy、u'v'、その他の値に変換も可能にします。フィルターの品質は、異なる分光特性を持つディスプレイの色測定の精度を決定づけます。アドメシーのプロメテウス測色計は、自社製の高精密カスタムフィルターを使用することで、この点に優れています。

分光放射計を飛び越えて測色計を使用する利点は、光が(XYZ)の3つのチャンネルだけに分割されるため、測定速度がさらに速くなることです。分光放射計の場合、光は分散され、また更に少量の光成分がセンサー上の多数のチャンネルに分散されていくため、これと比較すると、測色計の方が測定スピードは優位となります。

アドメシーは、カメラアンダーディスプレイの測定などの、最小2.1mm径の極小の測定スポットの測色計を提供しています。レンズのラインアップは、最大27 mmの測定スポットサイズにまで及びます。27mmのプロメテウス測色計は、最小の輝度レベルでも非常に正確な測定が実現できるだけでなく、現在市場に存在するディスプレイ用の測色計の中で最速の測定スピードを誇ります。プロメテウス測色計は全モデルにおいて、1秒間に3125サンプルでフリッカーを測定する機能を備えています。

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プロメテウスシリーズを形成するアドメシーの輝度・フリッカーメーターは、極めて高いサンプルレートが要求されるあらゆるアプリケーション用として提供されます。また、V(λ)比視感度と完全に一致するように、自社製のYフィルターを提供しています。アドメシーの輝度・フリッカーメーターの最大の特長は、80万サンプル/秒の圧倒的な高速サンプリングです。これにより、最も要求の厳しい時間分解輝度測定のニーズにも対応することができます。

ディスプレイの未来に常に目を向けて

液晶ディスプレイは、長年にわたりディスプレイ業界の主流であり、現在でもテレビ、ノートパソコンやデスクトップパソコンの画面、あるいは組み込みソリューションに広く使用されています。しかし、その一方で、OLED(有機ELディスプレイ)の市場シェアは着実に伸びており、OLEDは今や携帯電話の主要技術となっています。ディスプレイ業界に大きな影響を与えるであろう次の技術としては、マイクロLEDが挙げられます。ディスプレイの用途を見ると、XRアプリケーションなどで使用されるマイクロディスプレイが大きく成長することが予想されます。ディスプレイ市場は常に変動し続け、何年にもわたって絶え間ない変化と適応を続けています。

ディスプレイ技術の継続的な発展、ディスプレイアプリケーションの新規または改良は、使用されるディスプレイ測定機器にも反映される必要があることは明白です。そこでアドメシーは、現在の測定ソリューションを継続的に進化させるとともに、新しいソリューションの開発に取り組んでいます。これはオランダの本社で行っていますが、多くの場合、大手ディスプレイメーカーやエレクトロニクスメーカーとの密接な協力のもと、活発に行われています。アドメシーとの協業の大きなメリットは、新製品やカスタマイズ製品の開発がいかに早くできるかにあります。主要部品の内製化により、新しい測定機器の実用サンプルを迅速に作成することができます。設計と承認のプロセスを経て、1点もののプロトタイプから、略自動化され能率的な製造方法によって大規模な生産稼働に拡大させることができます。(ほんの僅かの間に)

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アドメシーが成長したことで、私達は将来的にお客様のニーズを満たすためのリソースを提供するために、研究開発と生産能力に多くの投資を行っています。2021年、アドメシーは新社屋を建設し、床面積を4倍に拡大、研究開発だけでなく、クリーンルームの増設や物流・オフィススペースの拡張など、生産設備も拡充しました。

アドメシーのワクワクするような新しい計測ソリューションにご期待頂き、ディスプレイとその測定技術の未来にご注目ください。