光度を測定するための機器
光の測定は、一連の測定原理に分類することができ、それぞれの測定原理は異なる光学的パラメータに従って定量化されます。例えば、光測定は、人間の目の反応に従って表現されます。これは、Vλ-光度関数として知られる平均化された分光感度に基づいており、明るさの条件において人間の視覚感度が集中したピーク感度として、約555nmの緑黄色光の波長を分類しています。
光測定では、光源の光度(lm)、照度(lm/㎡またはlux)、輝度(cd/㎡)、光度(cd)を測定します。このページでは、光度についてもう少し詳しく解説して、照明製品の光度を評価するのに適した光測定機器をいくつかご紹介します。
光度とはなにか?
光度は、しばしば明るさと誤解されがちですが、単位立方体当たりに放射される光の波長加重量のことを指します。単位はカンデラ(cd)で表され、Vλ光度関数に基づいて測定します。光源の光度は、光束とは異なり、Vλに基づいて光源の全方向における出力を測定し、ルーメン(lm)で表します。
この区別は、明るさや光束、光度との意味の違いを特徴づけるもので、後者は定義された視野における光出力を意味します。光度は家庭用や商業用のスポットライト向けの高出力LEDやSSLの測定において特に重要です。人間の平均的な感度に対する指向性のある光源の光出力を定量化することは、市販のLEDやSSLの開発、製造、品質管理にとって重要なプロセスです。
光度を測定するための機器
最適な測定感度を得るために、光度測定は周囲の照明からの影響を受けないように隔離して行います。測定機器は光源の広範な光学特性を評価するために、通常、複数の光学測定値を得るために使用します。光度測定機が光度測定を実行するには、コサインコレクタか2π(=360°)構成の積分球のいずれかの装備が必要です。しかしながら、前者のコサインコレクタは、最もコンパクトで最も実用的なソリューションです。
コサインコレクタは180°の視野範囲内の光をランバーシャン応答に基づいて取得、拡散させ、積分球は取得した光信号を内部の空洞で反射させて高感度センサーに送ります。これらどちらかの機器構成を備えた分光光度計で、LEDもしくはSSLの光度を測定することができます。
Admesyによる光度測定
Admesyでは、市販から業務用といった様々な照明機器の光度測定に十分適合した測定機とアクセサリを供給しています。複数のパラメータの必要性に応じて、生産工程における照明の光学特性を光度に解析することができます。
コサインコレクタを搭載して光度データを取得できる測定機は以下の通りです。:
- Neoシリーズ分光放射計;
- Heraシリーズ分光放射計;
- Asteraシリーズ光度計.
Admesy製品での光度測定の詳細については、弊社HPのお問い合せからアクセス頂くか、国内販売代理店までお問い合わせください。