Admesy製品で行う様々な光測定

現代の照明は、低コストで効率的に生産できるようになったLEDやSSL(固体光源)が主流となっています。これらの光源は、波長や色、明るさなどの光学特性を細かく調整することは可能ですが、その選別の幅が広い分、誤差が生じやすい傾向があります。発光ダイオードの製造工程などで発生しえるような小さな問題でも最終製品の品質に悪影響を及ぼす可能性があます。そのため、開発段階での正確な光量測定は、製造段階での品質維持のために重要なのです。

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Admesyでは、発光ダイオードの欠陥の検出可能な比較測定を行なったり、開発段階での調整をサポートするための幅広い製品を開発しています。代表的な光測定には、以下のものがあります。:

輝度、照度、光度

輝度とは、光源が一定方向に放つ1平方メートルあたりの明るさ(cd/㎡)のことです。光度も同様にカンデラ/1平方メートルで表されますが、こちらは光源の波長加重パワーを指します。逆に照度は、表面が受けた光束であり、光源と人間の明るさの知覚との最も重要な相関関係の一つです。

放射輝度、放射照度、放射光度

放射輝度とは、光源が投影面積内に放射する放射エネルギー量(W/㎡/sr)を測定して、放射光度を求めたものです。放射照度とは、物体表面に表した放射束の量を指します。放射照度、照度、放射強度の測定には、光源の分光感度分布を表示することができる分光計が用いられます。また、大型で複雑な照明設備の放射照度測定には、分光放射計と積分球の組み合わせで実施することが必要になります。

分光感度分布

分光感度分布は、光源が方向に関係なく放射する光量またはエネルギー量(W)を指します。一般的な放射エネルギー測定システムでは、積分球と組み合わせた分光計や分光放射計を用いて、LEDや固体光源などの様々な光源の分光放射エネルギーを正確に測定することが可能です

Admesyの光測定器は、人間の視感度を考慮する必要がある場合や、波長毎に測定する必要がある場合といった、これら全ての場合の光測定に使用することができます。各分光計シリーズは、光源の出力を正確に測定することができます。

フリッカー

フリッカーとは、光を発出する全ての光源から出力される光の揺らぎを指します。LEDや固体光源の製品ではよく見られる現象だが、光源にわずかでもフリッカーがあると、人の健康や生活に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、照明機器の開発時には、フリッカーレベルに関して品質評価に合格できるよう、確実な光測定が不可欠です。この種の測定は、通常、LEDドライバーや電源の開発時、および照明機器の製造時に行われます。

Admesyの光度計「アステリア」は、1秒間に186.567サンプルの高速フリッカー測定を実現する高速光測定システムであり、高度なフリッカー測定を実現します。

2次元の発光面

その他、特殊な測定として2次元発光面測定があります。これは、最新のLEDや固体光源照明の機器の中でも最も複雑なもので、多数の集積ダイオードを使用して、大きな表面やOLEDパネルに広がる特徴的な光源を作り出します。人々に注目されることを目的とする2次元発光面を効果的に実装するには、業界標準を継続的に満たせるように、常にモニタリングする必要があります。

Admesyの2次元イメージング色彩輝度計システムのタイタンは、こうした発光面のフリッカー、起動時の挙動、均一性、色測定などを総合的にモニタリングする機能を備えています。

Admesyの光測定製品

Admesyでは、光源が意図した通りの性能を保証するため、また、LEDや固体光源の生産と導入に伴う回避可能な問題に対処するための幅広い光測定セットアップを提供しています。弊社の光度計と分光計は、様々な製品環境に対応します。弊社の光測定機について、より詳しい情報をご希望の方は、当社までお問い合わせください。