コリメートレンズとは?

“コリメート”とは、光や粒子を正確に平行方向に揃えることです。光の測定において、光が伝播する際の拡散を最小限に抑えることができます。コリメートレンズは、分光光度計、色彩輝度計、光度計などに取り付けられ、機器に入射する光が平行になるようにして、正確な測定値が得られるようにします。

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コリメートレンズの構成

コリメートレンズシステムは、通常、1つ以上のレンズで筒状に構成されます。レンズの特性と焦点距離を正しく選択することで、光を高精度に平行にすることができます。コリメートレンズは、測定器に直接取り付けることも、遠隔測定用にファイバーに接続させることもできます。

“コリメート”とは、光や粒子を平行に正確に揃えることです。光の測定では、光が伝播する際の広がりを最小限に抑えることができます。コリメートレンズは、例えば分光器、色彩輝度計、光度計などに取り付けられ、機器に入る光が平行であることを確認し、正確な測定値を供給します。このページでは、コリメートレンズについて詳しく説明をします。

コリメートレンズの用途

Admesyのコリメートレンズ付き製品の代表的な用途は、ディスプレイの測定用途です。コリメートレンズは、ディスプレイを測定する際に大変便利であり、例えば色分析、白色点調整、フリッカー、応答時間ガンマなどにも有効です。光学系は、測定スポットのアライメントが最適化されるように設計されており、その結果、安定した測定データと高い再現性が得られます。これにより、高品質なディスプレイの開発・生産に貢献しています。

また、コリメートレンズは照明の測定にも使用できます。特に、有機ELパネルなどの光源の拡散面を測定する場合に利用されます。測定器によって、スペクトルパワー分布、色、フリッカーなどの同様のパラメータを測定することができます。

また、分析用途では、例えば透光性材料の(分光)透過率データは生産工程の管理において重要となります。光源や分光器と組み合わせたコリメートレンズの利点は、光が特定の角度でのみサンプルに入射し、ほとんど変動しないことです。これも、安定した再現性のある測定結果の実現に貢献しています。

Admesyのコリメートレンズ

Admesyでは、分光光度計、色彩輝度計、光度計などの測定器や光源用の測定アクセサリを豊富に取り揃えています。この製品群の中には、お客様のご用途に応じた様々なコリメートレンズがあります。レンズシステムは、測定システムに直接か、AdmesyのM8コネクタ光ファイバーケーブルに接続します。弊社のレンズアクセサリは、測定機を研究開発に使用する場合や、装置を設置スペースが限られた生産ラインに組み込む場合に、融通が利きます。

Admesyのコリメートレンズシリーズについてより詳しい情報をご希望の方は、弊社HPのお問い合わせ、もしくは販売代理店までお問い合わせください。