Admesy FAQ (よくある質問)
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Light measurement
いわゆる "ファーフィールド "測定では、測定光源とコサインコレクター (受光器) 間の距離は、一般的に被測定光源の直径または長さの少なくとも8倍あることが望ましいです。
CIE S 025:2015によりますと、推奨される最小測定距離は以下の通りです:
- ビーム角≥90°(全ての測定面において):
≥ 5xD
- ビーム角≥60°:≥ 10xD
- 狭い角度分布/急勾配:≥ 15xD
- 最大距離Sの大きな非発光領域:≥ 15x(D+S)
ここでのDは、発光領域の最大寸法を指します。
光度 ( I ) を測定する方法のひとつとして、照度 (E) で検出器を校正し、逆二乗減衰を考慮して光度を計算する方法があります。
I = E x r²
ここでのrは、検出器 (実際にはコサインコレクター) と光源との間の距離を指します。
測定は、いわゆるファーフィールド条件を満たすために、十分な測定距離で行う必要があります。
Admesyでは、放射強度と同様に光度も測定できる測定機器を数種提供しています。コサインコレクターを備えた分光測定機は全て、光度および放射強度の測定にご使用頂けます。現在、ポータブルタイプのHera (ヘラ) シリーズとハイエンドモデルのNeo (ネオ) シリーズを提供しております。
Prometheus (プロメテウス) について
Prometheus Viewfinder分光計のデフォルトのスペクトルバンド幅 (SBW)は2.8nmです。これは幅100µmのスリットで実現しています。このスリット幅はスループットを最大化するためのものであり、測定時間を高速化すると同時に、一般的なディスプレイの測定用途として適しています。技術的には、デフォルトの100µm幅のスリットよりも小さなスリットサイズを用いることで、より小さなFHWM (半値全幅)分解能の測定機を製造することも可能です。しかし、それによって測定感度は低下することになります。
FHWMは、直線性、低ノイズ、高ダイナミックレンジ、正確な低レベル測定など、分光放射計にとって重要なパラメータのひとつです。また、迷光の少なさ、偏光感度の低さ、正確な絶対校正と波長校正も重要であり、これらは全てPrometheus分光計における優位点です。お客様の具体的なご要望についてご相談いただき、お客様の測定というタスクに最適なソリューションを見つけるためのお手伝いをさせていただきます。
ご発注の際に必要な情報、お手続きに関して
弊社のEORI番号はNL816105741です。
EORIとは「Economic
Operators Registration and Identification number (事業者登録・識別番号)」の略です。
貿易を行おうとしている企業や人は、税関当局との情報交換の際、全ての税関手続きでEORI番号を識別番号として使用しなければなりません。
弊社の会社情報は以下の通りです。
Admesy B.V.
住所:Sleestraat 3 6014 CA Ittervoort The Netherlands
電話:+31 475 600 232
FAX:+31 475 600 316
銀行口座:NL42RABO0128674067
VAT番号:NL8161.05.741.B01
CC番号:14090277
Admesy の製品はすべてオランダで製造しています。製品はデュアルユース規制には該当しないため、ECCNやCCL、CCATSのコードは不要であり、そのようなコードはありません。
ECCNとは、輸出規制においてデュアルユース品目を特定するための通商管理リスト (CCL)で使用される呼称です。デュアルユース品目とは、民生用と軍事用の両方に使用できる品目を指します。この種の物品は、民生用として分類された後に、軍事目的やテロリズムのために転用される可能性があるため、規制の対象となります。ECCN は、製品の性質、すなわち品目、ソフトウェア、技術の種類とそれぞれの技術的パラメータに基づいて品目を分類します。デュアル・ユース・リストに記載されていない品目の場合、ECCN は付与されません。
お客様のニーズに合った最適なソリューションをご提案し、それに必要なオーダーコード(ご注文時の製品名)とコンフィギュレーションコード(製品構成のコード)を価格情報と合わせてお伝えします。
ご注文や正式な御見積には、以下の会社情報が必要です:
- 会社住所
- 請求先住所(会社住所と異なる場合)
- 発送先住所(会社/請求先住所と異なる場合)
- 配送担当者
- 配送担当者のEメールアドレス
- お電話番号
- ご注文/お支払い担当者
- ご注文/お支払い担当者のEメールアドレス
- お取引のあるフォワーダーのアカウント番号 (発送をフォワーダーに依頼される場合)。そうでない場合は、お客様のご負担にてDHLのExpress便 (通常配送サービス)で発送致します 。(FCA Ittervoort, The Netherlands)
- 商工会議所番号 (CC 番号) *日本においては法人番号。
- VAT identification number:VAT識別番号(中国ではUSCI、韓国ではTAX ID:事業者登録番号、日本ではインボイス登録番号:T+13桁の数字)
- 発注書番号 (PO)と正式なPO文書(ご注文書)。発注書番号 (PO)は必須ではありませんが、お手続きのやり取りを簡潔に行なうために推奨しております。
オランダ(イッテルヴォールト)からDHL (FCA)のExpress便 (通常配送サービス)で発送します。もしくはお取引のあるフォワーダーのアカウント番号をお知らせ頂いても結構です。
アクセサリ (付属品) について
USBケーブルの最小曲げ半径は、ケーブルの直径の10倍となります。設置スペースに制約があり、ケーブルに曲げ応力がかかるような状況の場合は、L字型コネクタのケーブルを選択すると良いでしょう。このL字型ケーブルには、右向きと左向きがあります。どのUSBケーブルを選択するべきかについての詳細は、FAQの「どのようなUSBケーブルを選べばいいですか?」をご参照ください。
Asteria、Atlas、Cronus、Hera、Hyperion、Prometheus LF、Prometheus比色計、Rhea、Titanをご使用の場合は、測定機本体側にUSB-Bプラグが付いた高速 (USB 2.0)ケーブルが必要です。
Neo、Prometheus Viewfinderの場合は、USB3.0 (5Gbps)ケーブルが必要です。測定機本体側にUSB-Cプラグが付いています。
付属のUSBケーブルを交換される場合は、必ず高品質なケーブルをご使用ください。そのケーブルにUSB-IF認証があるかどうかをお確かめください。
カメラシステムは全て、Cat6AまたはCat7のケーブルを使用する必要があります。
その他の機器では、Cat5、Cat6A、Cat7のケーブルを使用いただけます。
キュベットの分光透過率範囲とは、大きな吸収や散乱の影響を被らずにキュベットを通過できる光の波長範囲を指します。実際の透過範囲はキュベットの材質やデザインによって異なります。以下は、一般的に使用されるキュベットの材質とそのおおよその分光透過範囲の例です:
- 石英: 石英製のキュベットは、紫外 (UV) から可視 (VIS)、近赤外 (NIR) 波長までの幅広い透過域を持っています。一般的に190nm~3,500nmの光を透過します。
- ガラス製: ガラス製のキュベットは石英製と比べると透過範囲は広くありません。一般的に約340nmから2,500nmの光を透過し、可視域と近赤外域の一部をカバーします。
- プラスチック製: アクリルやポリスチレンなどのプラスチック製キュベットの透過範囲は、さらに狭いです。主に可視領域で使用され、約340nmから800nmの光を透過します。
- 赤外線 (IR) キュベット: 赤外領域の透過用に特別に設計されたキュベットです。近赤外、中赤外、遠赤外領域をカバーし、約1,000nmから25,000nmの光を透過します。
これらの透過範囲は概算であり、特定のキュベットメーカーや品質によって異なる場合があることを留意しておく必要があります。正確かつ詳細な透過域の仕様については、キュベットメーカーが提供する資料や仕様書を参照されることをお奨めします。
最後に、使用する光源のスペクトル範囲も考慮する必要があります。Neo キュベット測定キットには、380nm~780nmをカバーするフルスペクトル白色光源のオプションが標準装備されています。
ファイバーの最大曲げ半径は、曲げられる時間に依存します。瞬間的な曲げ半径は、長期的な曲げ半径よりも小さくなります。最小の(最も曲げられた)瞬間的な半径は、ファイバーのコア径の100倍となります。最小の長期的な半径はファイバーのコア径の600倍となります。
デフォルトのM8ファイバー (Hera)やIFCファイバー (Neo)のコア径は800µmです。ファイバーは瞬間的には半径40mmまで曲げることができます。長期的な最小曲げ半径は240mmです。
安全を考慮して、長期的な曲げ半径を前提としていただくことを強くお勧めします!
各ケーブルの最大長は、ご使用になる通信インターフェースの規格によって異なります。
種類 | 最大長 [m] | |
---|---|---|
USB 2.0 | 5 | |
USB 3.0 | 3 | |
RS 232 | 15 | 長尺ケーブル用低ビットレート |
Ethernet | 100 | cat5E, cat6 |
サポートを希望される場合
弊社までRMA番号を要求するためのご連絡をください。RMAでは、対象のエラー内容のご説明、以前のお客様側の担当者情報とAdmesy側の連絡先情報、今までのAdmesyのサポートの窓口情報とどのようにやり取りをされていたかについてご連絡ください。Admesyのどの拠点に対象の機器を発送する必要があるかなどをご連絡させていただきます。
機器を返送する際には、ファイバー、レンズ、コサインコレクターなど、必要な付属品も全て同梱してください。使用している付属品には全て、測定機のシリアル番号が記載されています。電源や接続ケーブル(USBケーブル、イーサネットケーブル、シリアルケーブル)は同梱する必要はありません。発送される全ての機器と付属品を列記してリストの作成をお願いします。
機器が正常に動作しない、または想定外の測定結果が出るなどする場合は、以下の点をご確認ください。
- 機器の電源が入っているかどうか。
- ケーブルを交換してみてください。(付属のUSBケーブルまたは高品質なUSBケーブルをご使用ください)
- 最新のファームウェアがインストールされていますか?(FAQのファームウェアアップデートに関する注意事項をご参照ください)
- 最新のソフトウェアをご使用されていますか?(Iliad、Prometheus Suite、Admesy Imaging Suite、Neo Suite等を使用されていることをお確かめください)
- 測定機器が別のPCに接続されていませんか?
- 測定条件は正しく設定されていますか?、その測定内容に対してご使用している機器の測定機能は合っていますか? 測定機とソフトウェアのマニュアル、弊社のアプリケーションノートやディスプレイ測定用のIDMS規格 (無料)もご参照ください。
- 被試験デバイス (DUT)の状態は安定していますか? DUTの適切なウォームアップ時間を考慮して、安定した周辺条件 (該当する場合は温度、照明など)を設定ください。
それでも問題が生したり、測定結果に確信が得られない場合は、弊社サポートにお問い合わせください。その際、お客様の測定条件を正確にご連絡頂き、関連するスクリーンショットや測定データもご提供ください。
- ご使用の測定機の種類と付属品(シリアル番号も含む)。
- ご使用のソフトウェアとファームウェアのバージョン情報。
- ソフトウェアの測定条件の設定内容 (Measurement Settings) (例:integration time等)
- カスタムソフトウェアをご使用されている場合は、Admesyが提供しているソフトウェアで同様の現象や結果が得られるかどうかを再確認をお願いします。カスタムソフトウェアを作成されている場合は、対象のコード・スニペットをご連絡ください。
- 輝度などの関連した設定内容を含むDUTの情報。
- 対象のエラーを再現するための手順、またはランダムに動作させている場合は、エラーまたは予期せぬ測定結果を引き起こす可能性があると思われる内容。
- その測定結果が想定外のものである場合、どのような測定結果が得られることを想定されていますか?
ソフトウェアについて
L*、a*、b* (CIELAB)を測定するには、XYZ値から簡単に計算が可能です。そのためには、まず白色点(White point)を設定する必要があります。CIELABは通常、反射測定にのみ使用され、発光測定には使用されません。そのため、ディスプレイや照明の世界では、CIELABが使用されることはほとんどありません。これは、異なるDUTを比較する際に、どの白色点を選択するかが曖昧であることと、定義されていない100より高いL*値を得てしまう可能性があるためです。
現在Admesyでは、デフォルトで提供しているソフトウェアパッケージでCIELABをサポートしていません。CIELABは、Admesyのcolor DLLを介してSDKにて適切にサポートしております。
もしCIELABの計算が必要な場合は、Bruce Lindbloomのオンライン色計算機を使用するか、表計算ソフトなどで簡単な数式 (Bruce Lindbloomのウェブサイトの数学セクションを参照)を作成することができます。
- 分光分布 (spectral power distribution) をエクスポートします。
- IESのウェブサイトのスペクトルTM-30計算機 (spectral TM-30 calculator) を開きます。
- 測定データに従って波長範囲と分解能を選択し、ウェブサイト上の計算機にデータを貼り付けます。
- 算出された結果を画像またはPDF、データとしてエクスポートします。
Hyperion、MSE、Brontesは、Iliadソフトウェアにてご使用いただけます。最新バージョンは、弊社ウェブサイトの「ダウンロード」ページでダウンロードが可能です。
なお、Brontesのような製品としての寿命を全うした機器については、後継モデルに切り替えて頂くことをお勧めします。現行のPrometheus比色計シリーズは、精度、スピード、機能が大幅に向上しています。また、MSEをご使用の場合においても、最新の製品へのアップグレードをご検討くださいませ。
Prometheusシリーズは最先端技術を用いた比色計、分光放射計、光度計兼フリッカーメーターを提供しています。ご不明な点やご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
はい、複数の測定機器を同時に接続してご使用いただけます。USB、RS232、Ethernetのインターフェースを持った機器に応じて、利用可能な全ての接続インターフェースのタイプで複数の測定機器をご使用いただけます。
これはオペレーティング・システムの制限であり、Windows 10、11のデフォルトのセットアップにおいても制限されます。レジストリまたはグループポリシーを変更することで、最大ファイル長を増やすことができます。(実際にお使いのWindowsのバージョンに対応した最新の解決策をご検討ください)。
弊社の測定機器には2つのソフトウェアオプションがあります:
- 全ての測定機器は、Admesyが提供するソフトウェアで使用することができます。このソフトウェアは、一般的に使用されている測定項目、時間測定、および測定機のファームウェアのアップデートを行います。
- お客様のカスタムソフトウェアに弊社の測定機を組み込むことが可能です。対応するプラットフォームとプログラミング言語については、このFAQやオペレーティングマニュアルをご覧いただくか、さらにご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
Iliad | AIS Suite | Neo Suite | Prometheus Suite | |
---|---|---|---|---|
Asteria | yes | |||
Brontes | yes | |||
Helios | yes | |||
Hyperion | yes | |||
Neo | yes | |||
Prometheus シリーズ | yes | |||
Prometheus 比色計 | yes | yes | ||
Titan シリーズ | yes |
一般的に全てのプログラミング言語に対応しています。Admesyでは以下のプログラミング言語のサンプルコードをご要求に応じて提供しています。
C# | C / C++ | Labview | Matlab | Python | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Windows, macOS, Linux | yes | yes | yes | yes | yes | dll (Windows) 経由 |
お使いの弊社Admesyのソフトウェアには、接続している機器の現在のファームウェアのリビジョン情報(番号)を表示して、必要に応じてそのファームウェアをアップデートする機能がございます。詳細については、ご使用されているソフトウェアのマニュアルをご参照ください。最新のファームウェアおよびソフトウェアのインストーラーは、弊社HPのダウンロードのページで入手いただけます。ファームウェアやソフトウェアのダウンロードデータには、バージョン情報の変更履歴が含まれています。
ディスプレイの測定
Prometheusの全ての色彩輝度計(colorimeter)と分光計(Spectroradiometer)は、標準でCIE 1931 2°標準観察者を使用しています。これは、ICDM(International Committee for Display Metrology)や DFF(Display Format File)などの現行のディスプレイ測定基準に準拠しているためです。
それ以外にも、CIE 1964 10°やCIE 170-2:2015の2°および10°などの観察者用カラーマッチング関数も利用可能です。Prometheusの色彩輝度計は、弊社内で製造された非常に高精度なフィルターを使用して、目的の観察者用カラーマッチング関数を実現しています。ただし、色彩輝度計は特定のフィルター曲線を1つしか持てず、その曲線は変更や切り替えができません。そのため、CIE 1931以外の非標準フィルターが必要な場合は、測定機をご発注される際にご指定いただく必要があります。一方で、Prometheusの分光計は、1回の測定に使用するカラーマッチング関数をソフトウェア内で選択することできて、使用中に設定を簡単に変更することができます。
さらに詳しく知りたい方は、ホワイトペーパー「Measure How We See – The Way to Perfect Display Colors(視覚に基づく測定 - 完璧なディスプレイカラーへの道)」をご覧ください。この資料では、ディスプレイカラーの測定方法、個人の色覚への影響、そして「標準観察者」や新しいCIE 170モデルとの関連性について詳しく説明しています。
CIE 1931 2° standard observer | CIE 1964 10° standard observer | CIE 170-2:2015 2° observer | CIE 170-2:2015 10° observer | |
---|---|---|---|---|
Prometheus 色彩輝度計 | デフォルト | yes | yes | |
Prometheus 分光計 | デフォルトのソフトウェア出力 | yes | yes | yes |
フリッカーを測定するのに、白を使うべきか、テストパターンを使うべきか迷っていませんか?使用するディスプレイ技術、視野角、静止テストパターン、色、または駆動レベルによって、様々な量のフリッカーが観察される可能性があります。したがって、ディスプレイのフリッカーを評価するための普遍的な最良の測定設定というものはありません。国際ディスプレイ計測委員会 (ICDM) によると、名目上、テストパターンは最大駆動時のフルスクリーンの白色としています。フリッカーの測定方法に関するより詳細な説明と補足事項については、無料でダウンロードできる情報ディスプレイ測定標準 (IDMS) の第10.5章をご覧ください。また、フリッカー測定に関する弊社のテクニカルノートもご参考になると思います。
ディスプレイの周波数に応じて、測定機器に必要なサンプリング周波数も考慮する必要があります。大抵の実際のフリッカー測定では、弊社のPrometheus比色計のサンプリング速度3,125サンプル/秒で十分測定が可能です。超高速サンプリング (最大15kHzまでの評価で800,000サンプル/秒) には、弊社のPrometheus輝度・フリッカーメーターが最適です。
Information Display Measurements Standard (IDMS
chapter A4.1)の推奨によると、標準的なディスプレイ測定では、一般的に少なくとも500画素をカバーする測定スポットサイズを用います。
標準レンズを搭載したPrometheus Viewfinder分光計は、最高峰の精度で分光スポットでのディスプレイ測定における大半のニーズをカバーする優れた汎用性を備えています。適切な測定距離を選択することで、必要な画素数を確実に測定することができます。Prometheus比色計、輝度・フリッカー測定ソリューションでは、さまざまなレンズオプションにより、必要な画素数を確実に測定する機器をご選択いただくことが可能です。
ハードウェアについて
機器の推奨温度範囲は動作温度と同じです。詳細は対象製品の仕様情報をご参照ください。
光源について
いいえ、Steropes LED光源とCrius LED光源は、定電流制御です。
分光計について
お客様が分光計をご使用されている場合、実は分光放射計をお使いになられている場合が多いのです。全ての車というものが車両であるように、全ての分光放射計は分光計であります。しかし、全ての分光計が分光放射計であるとは限りません。Admesyが製造する全ての分光測定機器は、実際には分光放射計なのですが、誰もが正確な分光放射計という言葉をご存じという訳ではないので、私達は分光放射計よりも広い範囲を意味する名称として分光計という言葉も使用しております。
校正について
弊社HPのお問い合わせページから、対象の機器の種類 (品名・仕様等) 、シリアル番号のご連絡と、再校正のお手続きに必要となるRMA番号を申請してください。弊社から機器のご発送先 (弊社の拠点) をご連絡します。
機器をご返送いただく際は、ファイバー、レンズ、コサインコレクターなど、必要な付属品を全て同梱してください。電源装置なども含めて、納品されていた機器や付属品全てのリストの作成をお願いします。
一般的に、Admesyは再校正の推奨期間というものを定めていません。ただし、24時間365日使用される機器については、年に1回の再校正を推奨しています。しかし、再校正の頻度は最終的にはお客様のご判断に委ねられます。生産設備での用途の場合、弊社の機器を購入されて、新しい生産ラインが立ち上がるまで再校正なしでご使用されることもあります。機器は高耐久に製造されており、頻繁に再校正を必要とすることはありません。しかし、測定機の取り扱いには注意が必要であり、再校正に出す頻度にかかわらず、測定機の性能のモニタリングが重要であることをご理解いただく必要があります。
これは、測定機の環境や測定機の取り扱い方が、ご使用されてきた測定機の安定性に大きな影響を与えるためです。測定機の測定回数、内蔵メカニカルシャッターの使用、頻繁な温度変化、乱暴な取り扱い、機械的ストレス、ホコリ (勿論、これは避けなければなりません!)など、これら全てが測定機が正常に動作してくれる期間に影響します。
したがって、測定機を定期的にチェックすることは不可欠です。別の測定機で定期的に比較することで、測定機の変化をモニターし、また測定結果のばらつきやズレを判断できるように、これらの測定値を追跡することが良い方法と言えます。また、(めったに使用しない)ゴールデンサンプルや安定化光源に対して測定機をテストすることも良いと思います。
最後に、ISO 9001などの品質基準や手順に準拠するためには、定期的な再校正が必須となる場合がよくあります。Admesyの測定機の校正費用はそれほど高額ではなく、信頼できる測定結果を得ることですぐに回収することができます。
また、お探しの情報がこのページで見つからなかったり、更に詳しくお知りになりたい内容がございましたら、お気軽に弊社へお問い合わせください。